当方が応援する、弁護士・祖国再生同盟党首の木原くにや氏のwebセミナーが昨日ありましたのでご紹介します。
おさらいとして、まず眞正護憲論とは何か↓ 現在の日本の憲法は、根本的にはアメリカとの条約に過ぎず、明治時代の帝国憲法が今でも生きている。日本を真の独立国にするためには、いったん条約(現在の憲法)を破棄することが重要である
条約破棄を行うためには、国会での決議が必要。その前に帝国憲法が現存していることを国会で確認しなければならない↓
条約破棄は、過去にも行われている。田中角栄政権時代、日本は中国と国交を回復(1972年)したが、その際台湾との条約「日華平和条約」を破棄した経緯がある。
米に条約破棄を通告し、それから帝国憲法の内容を国会で確認する↓帝国憲法復元のための委員会も立ち上げ、現憲法の内容も吟味しながら徐々に現憲法を破棄していく。
ところで、通貨発行権に関しては、現憲法でも帝国憲法でも言及がない。
現在通貨発行権は日銀が握っている。日銀は国際金融資本の一部(のちに説明)。
故中川昭一氏は、国際金融資本に立ち向かった。日本が保有する米国債の処分を提唱した。( 中川 構想-リーマンショック後に、発展途上国支援のための米国債処分)
しかし数々の事件が起こり、中川氏は逝去に至った↓(千葉注:暗殺説がある)
中川氏失脚の背後にはこの人がいた可能性↓
為替レートの歴史↓ドルは1971年ニクソンショック(金本位制でなくなる)後、1ドル360円の固定相場から変動相場制になった。その後プラザ合意で一気に円高へ。
戦後のブレトン・ウッズ体制では、ドルのみが金と交換できることになっていた。
固定相場によって、その他の通貨はドルと交換されていた。ニクソンショックで、ドルと金のリンクが無くなった。
もともと、大昔は物々交換が行われていた。近代でも、旧ソ連では通貨が信用されず、市中ではタバコがカネの代わりとなっていた。世界史でも昔は金貨や銀貨が通貨となっていたが、重いので紙幣となっていた。
明治時代に日銀が設立され、幕府の金貨に代わって紙幣が発行された。当時の紙幣は金や銀と交換できるとされた↓
やがて日銀の役割は高まり、紙幣の流通量を決めるようになったー管理通貨制↓
日銀が通貨を保証するという、実質的には金本位制ではなく無本位制になっていった。
マスコミでもMMT・現代貨幣理論がとりざたされているが、日本は借金をいくらしても財政破綻は起きないという理論は妥当なのか。日銀が通貨量をどんどん増やすということは、カネの価値が下がり国民の預貯金の価値も下がるということ。これは実質的に日銀が増税しているようなもの。
財政政策と金融政策を分離するのが理想だと、中央銀行関係者は主張する。しかしこれはおかしい。この二つは別々でなく一緒にコントロールされるべき。
中央銀行は通貨発行益で儲けている↓
その考えの基本は国際金融資本の元締め・ロスチャイルドにある↓
1914年、アメリカのFRBを設立したのは国際金融資本である↓(G エドワード・グリフィン著「マネーを生み出す怪物 Creature from Jekyll Island」)
FRBのことは米国憲法に記載された↓
FRBの設立が遅かった理由は、米の歴代大統領がそれに反対してきたから↓
通貨発行権を国際金融資本が奪おうとしていることを見抜いていた。
ドイツ・プロイセン王国のビスマルク首相は、ロスチャイルド金融勢力が米の南北戦争を起こして米を分裂させた、と言及↓
リンカーン大統領もケネディ大統領も、通貨発行権を金融勢力から取り戻そうとして暗殺された↓
それでは、金融勢力(日銀)の通貨支配から解かれるためには、日本はどうすればいいのか。現在、硬貨は国が発行しているが、製造コストの方が高いので損になっている。しかし日銀発行の紙幣は紙切れなので製造コストは安く、日銀の儲けとなっている。
通貨発行権は国が取り戻さなければいけない。
木原氏は金本位制でなく、国富(アダム・スミスの言葉)本位制を提唱する。
仕組みを説明すると、例えば主婦が米屋から米を買う。その際、主婦が独自に発行した紙幣
を渡しても米屋は拒否する。その紙幣に信用性がないからだ。
しかしそういう個別紙幣でなく、国家が紙幣を引き受ければ、信用も生まれ流通もする。
その場合、通貨量はどうやって決めるか。それは国が所有する財産が基準となる。
天然資源である金だけでは供給が不安定になりがちである。中央銀行が通貨を無限に印刷できるという現在のあり方は間違っている。為替も変動制から固定制にするべきで、貿易の決済に限定し、投機的取引は禁止する。
実はマッカーサーも、戦後の日本は国が通貨発行するべきと提案していたが、結局
金融勢力からボツにされたとみられる↓
日本が真に独立するためには↓
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以上です。
「あぶく(泡)銭」という言葉がありますが、現在の日本円は実体のある保証(金銀、天然資源、米など)がない、ただの紙きれです。
世にうごめく拝金主義というのは泡の紙切れを崇拝するものであり、本来のあり方とはかけ離れているように思えます。
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