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名作映画が明らかにする、この世の支配者

chibamai

更新日:2021年11月12日


ポスターが既に「昭和」ですね。この映画・ネットワークは1976年制作ですからもう45年前になります。米テレビ界の内情を描いた作品ですが、「陰謀論(実際に陰謀はあるわけですが)」の世界では、名作扱いになっています。

なぜかというと、魑魅魍魎(ちみもうりょう)のテレビ界の実情だけでなく、「本当に世界を仕切っているのは誰か」ということを教えてくれるからだと思います。

当方は大昔に見ましたが、意味が分からず、記憶にも残りませんでした。しかしあまりにも「絶対見るべき」という人が多いので、この度中古DVDを買い、改めて見ました。確かにパワフルな作品です。


あらすじを説明しますと、4大ネットワークの一つ、UBSでキャスターを勤めるハワード・ビールは、妻に先立たれ、アルコールに浸り、視聴率が下降線をたどるようになりました。ある日降板することになり、前もって視聴者に発表します。


ところがさまざまなことが起こり、結局降板しないことになります。そんな中である日、不況が続き暗い世の中について自分の本音をオンエアでぶちまけたところ、それが思いがけない大反響と同感を生みました。それがきっかけで視聴率が急回復、新しいスタイルの番組を立ち上げることになりました。↓社会の不平等や不条理を糾弾するというそのスタイルが、ブームにもなっていきます。

ある日ハワードは、UBSの親会社・CCAの買収話が水面下にあることを暴露します。アラブの大企業が前代未聞の金額でCCAを買い取る計画があり、アメリカの放送界が乗っ取られることになる。それが許されるのか、と訴えます。

しかしそのおかげで、秘密裡に進んでいたはずの買収話はご破算になり、アラブ企業は数十億ドルに上る資金を引き揚げてしまいます。

破談になって怒り心頭のSEC(証券取引委員会)会長のジェンセンが、ハワードを証券取引所に呼び出します。SEC会長は非常に権力がある存在です。

ジェンセンが登場します。↓

ジェンセンはハワードを会議室に案内します。↓




ここでネッド・ビーティーが演じるジェンセン会長による、渾身の怒りの演説が始まります。

吠える会長↓。


ここからが名場面といわれるところです。ジェンセン会長の演説を訳してみました。原文はこのページ最後に貼ってあります。


ビールさん、あなたはこの世を統べる神力を邪魔してしまった!私は絶対許さない!

あなたは単に取引を中止させただけではない!そうではないのだ!

アラブ人はこの国から数十億ドルの資金を引き揚げてしまった!また戻してもらわなければいけない!(金の流れは)引き潮満ち潮、自然界のバランスなのだ!

あなたは世界は国家とその民で成り立っていると考える、ただの中年男だ。

国家など無いのだ!

国民など無いのだ!

ロシア人などいないのだ!

アラブ人もいないのだ!

第三世界など無いのだ!

西洋世界も無いのだ!


あるのは、広大で巨大で複雑に絡み合う、インタラクティブで多様で多国籍の、ドルの王国なのだ! ペトロ(石油)ドル、電子産業ドル、多国籍ドル、ドイツマルク、厘(注・なぜか円とは言わない)、ロシアルーブル、英国ポンド、イスラエル・シェケル。

地球の全生命の価値を決めるのは、カネの国際システムなのだ!

これが自然界の法則なのだよ!原子、亜原子、そして銀河に至るまでこの構造で成り立っているのだ。

この神力に対して、あんたは邪魔をしてしまったのだ!反省してもらわなければならない。

あんたはテレビの21インチ画面に顔を出し、アメリカだの民主主義だのわめいている。

アメリカなどない!

民主主義もない!

あるのはIBMやITT、AT&Tだ。デュポン、ダウ・ケミカル、ユニオン・カーバイドそしてエクソンだ。これらが国家の代わりになったのだ。

ロシア人が国の評議会で何を議論するか知ってるか? マルクス主義? とんでもない。

彼らも、線状プログラム・チャート、統計学的意思決定論、最小最大解決法を使って投資取引の費用対効果を計算するのだ。我々と同じだ。

我々はとっくにイデオロギーや国家の世界から脱しているのだ、ビールさんよ。

この世界は不変のビジネスルールが支配する企業の集合体で成り立っているのだ。世界はビジネスなのだよ。人類が生まれたときからそうなのだ。

我々の子供たちは戦争や飢餓、圧政や暴力がない世界で生きる。巨大で一つの宗教を持つ親会社、その親会社で、全人類が共通の目標に向かって働き、その株を所有し、最低限の生活を保障され、不安があればなだめてもらうのだ。退屈すれば楽しみをもらうのだ。


ハワードは取引を中断した代償として、テレビで上記のことを広めるように命令されます。


映画のあらすじは以上にしますが、このスピーチは大変的を得ています。


有名企業名のあとに

これらが国家の代わりになったのだ

というセリフは、大企業が政府の上位になることを示します。ぴったりした用語があります。Corporatocracy(コーポレトクラシー) = corporation(企業)+cracy (支配)、企業が政府に代わって統治することです。

現在、まさにファイザーなどの製薬カルテルが政府に指示を下してワクチンを購入させ、自らはワクチン被害の免責となる傍ら、補償金は政府に払わせることになっています。

こういう形態になったのは昨日今日でなく、金融資本ロスチャイルド家の台頭の時代が端緒と言われています(特に同家は1800年代にフランス・ナポレオンに融資)。財政不足の政府や国家に融資をする代わりに、言う事を聞かせるという手法、まさにマフィアなのです。


コーポレトクラシーの大元・中核はウォール街やロンドン・シティの金融資本です。

金融マフィアが製薬マフィア、グーグルやフェイスブックなどのITマフィアとつるみ癒着した結果が、現在我々を取り巻く状況となっています。日本ももちろん、国際企業マフィアの歯牙にかかっています。

企業が政府をコントロールするシステムは、ナチスのIGファーベンに代表されます。


グローバリストはナチスのやり方を踏襲しながらも、人民統治には共産主義の手法も活用しています。

つまり、ファシズムと共産主義を使い分けているのだと思います。


ですから映画のセリフと同じ、「国家(政府)など無いのだ!」ということに残念ながらなるのです。


良心や愛国心のある日本の政治家は存在しましたし、今もいると思います。しかし恐らく皆辞めさせられたか、投票操作で落選、場合によっては暗殺されています。


現在の政府はグローバリストの操り人形と成り果てました。

政府やマスゴミの言うことを鵜のみにしてはいけないのは、間違いありません。


追記

地球の全生命の価値を決めるのは、カネの国際システムなのだ!


というコメントは非常に重要です。戸籍制度はその一環である可能性は高いのですーまた別の機会に。





You have meddled with the primal forces nature, Mr. Beale!

And I won't have it!

You think you merely stopped a business deal.

That is not the case!

The Arabs have taken billions of dollars out of this country and now they must put it back!

It is ebb and flow, tidal gravity, ecological balance!

You are an old man who thinks in terms of nations and peoples.

There are no nations. There are no peoples. There are no Russians. There are no Arabs.

There are no third worlds. There is no west.

There is one holistic system of the systems. One vast and immane, interwoven, interacting,multi-variant, multinational dominion of dollars. Petro dollars. Electro dollars. Multi-dollars. Reichsmarks, rins, rubles, pounds and shekels.

It is the international system of currency which determines totality of life on planet.

That is the natural order of things today. That is the atomic, subatomic, and galactic

structure of things today.

And you have meddled with the primal forces of nature. And you will atone. You get up on your little 21-inch screen and howl about America and democracy, There is no America.

There is no democracy. There is only IBM and ITT and AT&T. And Dupont, Dow, Union Carbide and Exxon. Those are the nations of the world today. What do you think the Russians talk about in their council of the state? Karl Marx? Their get out their linear programming charts, statistical decision theories, minimax solutions and compute price cost probabilities of their investments and transactions like we do. We no longer live in the world of nations and ideologies, Mr. Beale. The world is a college of corporations, inexorably determined by the immutable bylaws of business. The world is a business.

It has been since man crawled out of the slime. And our children will live to see that the perfect world in which there is no war or famine, oppression or brutality. One vast and ecumenical holding company for whom all men will work to serve a common profit, in which all men will hold a share of stock, all necessities provided, all anxieties tranquilized. All boredom amused.

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