
長年ウォール街で活躍し、弁護士でありファンドマネージャーかつ米政府のお助けマンだったジム・リカーズ(Jim Rickards)のニューズレターを購読しています。トランプ当選は2回とも言い当て、政権内部に詳しいようです。
ジムによると、原子力発電が危険というのは政治的で間違っており、基本的に安全であると断定しています。トランプもマスクも原子力発電に期待していて、特にこれからの小型モジュール原子炉(上写真)の実用化が待望されています。
コーパイ君によると

実用化は?
小型原子炉(SMR)の実用化は国やプロジェクトによって異なりますが、いくつかの例を挙げると、カナダでは2028年に運転開始が予定されているプロジェクトがあります2。また、アメリカではNuScale社が開発するSMRが2029年に運転開始を目指しているとのことです。
日本国内でも研究開発が進められており、具体的な実用化時期はまだ明確ではありませんが、技術的な進展が期待されています。
ジムの別のレポートです↓なぜトランプによるバイデンへのリベンジかというと、民主党は基本的に共産主義でアメリカの発展を望まず、産業を抑制してきた、だからナショナリストのトランプがリベンジしているのです。
原子力はどのエネルギーよりも安全

原子力発電事故の死亡者は、他の発電事故よりも少ない、原子力は維持するべき、とマスク。

新しい原子力を最も支持するのは地球最強の男(!)トランプ

さらに別のレポートまとめます↓
代替エネルギーとしての太陽発電や風力発電は、CO2は発生しない(クリーンである)が、信頼性が低い―冬や曇りの日は前者は弱いし、後者は風のない日は動かない。産業をスムースに回らせるには、これらの発電は不足している。
原子力発電は一般的な評価と違い、クリーンで信頼性が高い。福島やスリーマイル島の原発事故は運用上の問題だった。これら事故を教訓に安全基準を高めれば良いのだ。
原子力はルネッサンスを迎えている。
中国などは石炭や天然ガスから原子力にシフトしている。
しかし原子力のネックは、危険であるという一般に広がった概念だ。それに比べると、SMR=Small Modular Reactor =小型モジュール原子炉 は安全で安価なため、将来が大変期待される。
従来の原子力発電所の建設は非常にコストが高く、時間もかかる。しかしSMRは名の通りモジュール型で、部品は工場で生産され、標準化も容易。コスト的にも、需要が多ければ生産を増やし下げることが可能。従来の発電所はそういうことができない。
コストの低いSMRで発電した電気は、結果的に安く売ることができる。
また、SMRは標準化できるので品質コントロールもしやすい。発電の運用エラーやミスを最小限に抑えることが可能。それによって一般社会の信頼も高まる。
政府や規制官庁も、一つ一つの発電所を長期間安全調査するかわりに、標準化SMRだと迅速に検討でき、結果的に実用に早くつなげられる。
SMRは小型なため設置する場所も広い土地は不必要なため、遠い所から送る送電ロスは発生しない。
また最初から巨大な発電所を建設する必要はなく、電気の需要が多ければモジュールを増やしていくだけですむ。
SMRで発電した廃棄物は段ボールに収まるサイズである。
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つらつら考えるに、グローバリスト支配勢力が我々に原油やエネルギーを使わせたくないのは、AIが理由ではないでしょうか。AIはデータ処理にすごい電力を要する上に、巨大AIデータセンターが全世界に建設される予定ですから、エネルギー不足は大問題です。
スマートシティに人類を押し込めて電気を使わせないようにするのも、そして気候変動を騒いで産業にブレーキかけてきたのも、AIの時代が到来するのが分かっていたからです。
とりあえず時代遅れの発電所利用を段階的にストップして、SMRが普及するならそれを使えばいいというのはうなずけます。
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