先月、米の有名な本をご紹介しました。
お墓参りの季節の今、当方イチオシの上の本をまとめました。基本的には先月の本と同じような内容ですが、いくつか違う点があります。
まとめていきます。
きたよしおさんという現在72歳の男性は、16歳でオートバイ事故に遭い、臨死体験をしたのちも、何十回霊界へ連れていかれた。(P17) その理由は、今の人間界が堕落しすぎて、修行しに行く意味が無くなっている、本当の生きる目的を人々に伝えてほしいと天界が判断したから。 (P170)
人が亡くなって魂だけになるとお迎えがくるが、それを断れば浮遊霊・地縛霊となってあたりを漂う。 (P21)
亡くなってから迎えの霊について上に上がると、まず精霊界に到着する。そこは人間界にそっくりであり、死んだことに気が付かない霊も多い。精霊界には大きな石造りの宮殿がある(P23)。霊は精霊界にしばらく滞在し、霊としての生活に適応する。しばらくしてから霊界に上がっていく。
精霊界に到着すると、自分の生涯をふりかえる作業がある。(注:先日言及されたライフ・レビューのこと)
私たちの本質は霊であり、人間界には肉体という物質をまとって修行に来ているだけ。その理解が深まれば、お金や肉体、物質への執着が無くなる。(P27)
こうしたことが理解されないのは、我々が物質主義や科学信仰にどっぶりつかっているから。(P29)。
人間界での生き方次第で、死後に住む世界は分かれる。(P30)
他の惑星で生まれ変わることも多い(P34)地球以外、8つの場所が生まれ変わる先となっている。
人はわざわざ苦しみを選択して人間界に生れ変わるが、そのあとには喜びがある。(P36)
苦しみを成長につなげられるかどうかは自由意志。良い行いも悪い行いも、霊界や守護霊は干渉しない。(P37)
昔と違って、今の日本はエゴのまま生きる人が多すぎて霊界も危惧している。(P37)
霊になっても、再び人間界で修行する人は、守護霊と相談しながら来世の人生の設定をする。準備期間は100年、200年とかかる。いろんな死に方があるが、それも自分で決める。(P46)
霊界がその人を評価するとき、どれだけ他者のために努力できたか、が評価基準。霊界は利他愛で回る世界。(P53)
自分の決めてきた修行をどれだけ果たせたか、利他愛をしたか、を死んでから反省する。(P59)
霊界(いわゆる天国)と地獄にいる霊の比率は、霊界9、地獄1 が本来だが、今は地獄に行く人が多く、7:3になった。何故かというと、本来人のために働く政治家や学者(注:官僚も?)が、お金儲けに走るから。(注:原子力利権、ワクチン利権その他)(P68)
長生きが必ずともいいとは限らない。決めてきた修行が終われば、早く霊界に帰れるから、皆早く帰りたい。(P98)
生まれ変わりの最初の回数では楽な人生が多いが、だんだん困難な人生を選んでハードルが高くなる。なかでも重度障がいがある人は修行の最終段階の人が多い。(P111)
人間界には欲という魔物が住んでいる。金銭欲、性欲、食欲、名誉欲、権力欲、これらから逃れられない人が多い。一番大切なことは欲を我慢すること。(P128)
生まれ変わりの修行地は地球を含めて8か所。地球の人間界はいちばんレベルが低いので辛い修行となる。人間界に生まれ変わって行くことが決まると、霊界の役所から条件が出される。どの国へ行くか、誰と結婚するか、どのような修行にするかは守護霊と自分が相談する。細かなことは生まれてから自分が切り開く。(P148)
霊界でも結婚があるが子供が生まれるのでなく、悟りが増殖し、大きな喜びがある。(P194)
人間界でも、結婚や子育ては修行であるが、結婚せず子供のいない人は前世でその修行が終わっている。(P196)
自然大災害も、人間の修行として霊界で決定される。その中でどんな生き方を選ぶかは、個人の自由意志に任される。悲劇や喪失感、これも人間の魂を発達させるために必要とみなしているから。(P209)
ペットについて。動物の霊は基本的に霊界に行かないが、人間が愛情をかけたペットは向こうで飼い主を待っている。生きている間に深い愛情をかければ、生まれ変わる際ペットも再生してともに過ごすことができる。(P228)
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以上です。
先日のニュートン博士の本と違う点は、精霊界の説明があることと、地獄が存在することをはっきり断言していることだと思います。
ところでシェークスピア作「お気にめすまま」では、
何と深淵な観察でしょうか。
確かに人生は役割を自分で決めて貫徹する舞台です。
劇場ではステージが終われば解体されます。しかしこの世では舞台(社会、生きる環境)が延々と引き継がれていきます。
また自分が生まれ変わった時、現在の舞台がどんどん悪化したままだったらちょっと悲しいですが、それも修行なのでしょう。
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